家計の見直しはどこから取り組めばいい?【2022年度最新版】
こんにちは、株式会社マイエフピー 広報部です。
家計を見直したいけど、どこから手を付けていいのか分からなかったり、
色々な節約テクニックを実践してみたりしても、なかなか続かないし効果もない、といった経験ありませんか?
結論から申し上げますと、家計を見直す上では、支出全体を把握し、まず固定費の見直しを行うことが大切です。
なぜなら、固定費の削減は一度見直しを行ってしまえば、効果がずっと続く上に生活の質をあまり落とさずに実行できるからです。
本文では、より詳しくご説明します。
目次
なぜ固定費から見直すのがいいのか?
「固定費」とは、毎月一定額発生する費用のことであり、通信費や家賃といったものが固定費にあたります。
逆に、食費や日用品など、月ごとによって支出額が変わるものを「変動費」と呼びます。
固定費は、変動費と違い、一度見直しを行ってしまえば、その削減効果がずっと続きます。
また、見直し方によっては生活の質を大きく落とすことなく、実践できることも魅力です。
通信費
今までの契約内容を疑わず、高い料金のまま利用し続けている人もいるでしょう。
通信費、特にスマートフォンなどの利用料は、国の方針もあり段々と引き下げられています。
しばらく見直しをしたことがないという人は、契約内容を見直してみると良いでしょう。
今は大手キャリアでも格安で使えるオンライン専用プランを出しています。
また、MVNOと呼ばれる格安SIM、格安スマホを取り扱う業者も増えています。
見直し方次第では、使い勝手が変わらないまま、利用料を下げることも可能です。
支払額の引き下げ効果は、これまでの契約プランや家族構成などにもよりますが、数千円から数万円効果が出るケースがあります。
格安スマホと聞くと、通信速度を心配される方もいらっしゃるかと思いますが、日常生活で困ることはありません。
生命保険料
セールスマンや保険募集人の言いなりで加入してしまったものや、
加入してから家族構成や暮らし方が変わっていれば見直しを行ったほうが良いかもしれません。
必要な保障に過不足が生じている可能性があるからです。
亡くなれば何千万円の保険金が出る、病気入院すると日額何万円の保険金が出るなど、
しっかり保険に入っていることは安心かもしれませんが、実はそこまで必要ないというケースも多くいらっしゃいます。
公的な保障でどれだけがカバーされるのかを知り、自分の貯金額も考慮しながら、不足する金額が保障されるように検討していきましょう。
金融機関やFPに相談する際は、自分たちに必要な保障を検討した上で保険商品を勧めているのか、それとも相手が売りたい商品を勧めているのかを見極める必要があります。
住居費(家賃もしくは住宅ローン)
毎月の収支がギリギリ、もしくは赤字の状況なのに、賃貸マンションの家賃や住宅ローンの返済額が支出の半分近くを占めている。そんな状況ではないでしょうか。
家賃が収入の30%を超えている場合は、住居費の負担が大きすぎると考えることができます。
その場合、更新時に家賃減額の交渉をしてみたり、大変かもしれませんが、状況によっては引越しすることも、住居費の負担を減らす一つの手段です。
また、住宅ローンについても、金利が高い時代の住宅ローンは、借り換えを検討しても良いでしょう。
借り換えの目安は、
・金利差が1%以上(手数料の安い金融機関では0.5%以上)ある
・ローン残高が1000万円以上ある
・返済期間が10年以上残っている
です。
借り換えをする際は、金利などの調査から始めてみてください。
固定費を見直した後は?
固定費を見直したら、変動費の見直しにも取り組んでみましょう。
変動費は固定費と違い、一度見直しを行っても効果がずっと続くわけではないので、やる気やモチベーションによって左右されやすいもの。
やる気のある時は支出を減らせるけれど、やる気が出ない、飽きたなどでリバウンド、もしくはそれ以上の支出になるような支出です。
そのため、変動費を抑えるにはモチベーションに頼るのではなく、仕組化してしまうことがおススメです。
変動費の見直し金額
当社のお客様1,000人のデータをもとに、貯金ができている人の固定費、変動費の割合をまとめたところ、
固定費・変動費・貯金の割合は、45:35:20ほどが理想的だろうという結果が出ました。
ご自分の現在の状況と照らし合わせてみてください。
もし、変動費が50%に近づいているようであれば、一度支出を見直し、支出のコントロールを検討してみましょう。
必要な支出はそのまま、さほど必要ではない支出を減らしていきます。
変動費を抑える方法
まずは、簡単にでも支出の記録をつけてみましょう。
使った金額と日付をスマートフォンやメモ帳にまとめる程度で問題ございません。
記録はちょっと苦手だという方は、ここは支出が多すぎかなと気になる費目だけもいいので、挑戦してみてください。
記録を付け、振り返ることで、お金の使い方の「クセ」が分かるようになりますし、見直すべきポイント、つまり改善点も自ずと見えてきます。
改善のコツは、支払いのタームにより異なる部分があります。
日々の生活費となる「食費」「日用品代」の改善をしようと思うのなら、1週間の予算を設定し、その金額で1週間やりくりします。
月に不定期にかかる医療費や被服費などの支出は、購入した後、1週間ほどの期間を空けて振り返りをするようにしてください。
必要な支出だったのか、なくても良い支出だったのかを考えていけるようになると、その後の買い物の仕方が変わり、支出削減につながります。
振り返りを行うことは、支出の改善に不可欠なことです。使い過ぎや無駄な支出に気づきやすくなります。
また、事前にプリペイドカードに予算分の金額を入金し、支出を管理する方法もおススメです。
先ほどの1週間の予算管理と同じやりくりをしていくことも可能です。
クレジットカードを使っている人は、支出の管理がしっかりできる方は良いですが、
単にポイント目当てだったり、後払いの管理ができない場合、家計管理がうまくいかなくなる可能性があります。
支払いのタイミングが即時ではないデメリットを考慮して、管理が難しい人は無理に使わないようにしましょう。
まとめ
- 家計を見直す上では、まずは固定費の見直しを行うことが大切
- 固定費の見直しポイントは、通信費と生命保険料と住居費(家賃もしくは住宅ローン)
- 固定費が見直しできたら変動費の見直しにも着手する
- 変動費を抑える方法は、①気になる費目の記録、②週単位で予算の管理、支出の振り返りを行うこと
- 事前にプリペイカードに入金してやりくりするのもおススメ
今回、解説させていただいたものはあくまでも一般的な見直し方法です。
各ご家庭には、それぞれの想いや事情があり、改善すべき点も千差万別です。
当社では20年以上にわたって24,000件以上のご相談を受けてきた実績があり、
家計の客観視、改善プランの策定が得意ですので、ぜひご利用ください。
こんなことって相談できる?といった質問も、お気軽にご連絡ください。