年末年始にやっておきたい家計の棚卸と、2025年の目標づくり

まもなく2024年も終わり。今年のお金のやりくりは、うまくいきましたか?
年末年始は、1年の締めくくりをし、新たな目標を作る区切りの時期。お金のついてもぜひ振り返りをし、新たな目標を見つけて進んでほしいと思います。

年末にチェックしておきたい家計のポイント

では、年末年始には何に取り組むとよいでしょうか。

  • 2024年の収入は総額いくらか確認する
    給与明細や口座振込額を足してみたり、源泉徴収票でもよいので、1年間の収入の総額を出してみましょう。できれば昨年の収入総額と比較して、増えているのか、減っているのか、貯蓄には何%くらい回せているのかなど、確認してみましょう。そのうえで、2025年はいくら貯蓄することを目標にできるか検討してみましょう。

  • 今年のイレギュラー支出を書き出してみる
    家計の支出には、毎月の生活費だけではなく、冠婚葬祭や帰省費、旅行代などのイレギュラー支出があったと思います。それらを書き出して把握し、2025年のイレギュラーな支出の予定をたてましょう。家電の買い替えや車検などがあれば、それも予定しておきましょう。

  • すべての口座残高を確認して、総資産を把握する
    銀行口座、証券口座、すべての口座の残高を確認して、総資産を把握しましょう。資産は想定通りなのか、予定より増えているか、思った以上に減っていたか。それにより、来年の行動目標が変わってきます。家計簿アプリの銀行残高や証券口座の残高がわかる機能を使うと、手間をかけずに自分たちの資産を把握することができますから、興味のある方はお試しくださいね。

  • 使いすぎだと思う費目があれば、それだけ記録
    支出全体を振り返ってみて、使いすぎているとか、もっと減らせたのでは?などと気になった費目があれば、その費目だけ、3か月間記録をしてみましょう。細かくつける必要はなく、1000円単位でOK。細かく管理したくても、100円単位までで十分です。
    細かくつけすぎると、記録することが目的になってしまいます。目的は「把握すること」ですから、少々のずれはOKなのです。

今年を振り返って出てくるのが、来年の目標

2025年の目標を立てるにしても、今年がどうだったかわからなければ、達成可能な内容で建てられません。実現不可能な目標では、途中でやる気も失われますし、必要以上に過酷な節約にチャレンジすることにもなりかねません。

お金を貯めよう、増やしていこうという気持ちを実現するには、課題を達成していくことが必要ですが、そもそも達成できないようなことであれば、意味がありません。
少しずつステップアップする気持ちで、目標に近づいていきましょう。

そして、投資が始められていない人は、家計を整えて投資をはじめるということをひとまずの目標にしてもよいかもしれません。

投資アレルギーとか、どうしても不信感がぬぐえない人は無理することはありませんが、基本的にNISAの積立投資枠でできるような投資は、大きな損をすることはまずないものです。もし損をするとしたら、始めたのにすぐやめてしまったとか、よほど相場が悪い時に手放したというような方。基本的に長期的にコツコツ継続していれば、増えていくものです。

自分や家族が目指すものを手に入れられるよう、目標金額を準備することができるように、家計を整えつつ、増やして目標をかなえるということも検討してみてください。