老後資金の大きな柱の一つ、退職金

3月11日公開、三井住友トラスト・アセットマネジメントの連載「老後生活を大きく左右する退職前後のライフプラン」です。
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「老後2,000万円問題」をきっかけに、50代の方の家計相談が増えています。定年が目前に迫った50代のサラリーマン家庭の家計相談では、定年時の退職金について伺っています。ご夫婦で共働きであれば、ご主人の分も、奥様の分もそれぞれ伺います。

当然に把握していそうなことなのですが、「退職金があるのか、ないのかわからない」「退職金がいくらくらい見込めるのかわからない」とおっしゃる方が意外と多く、驚かされます。

退職金には一度にまとめた金額を受け取る「退職一時金」と、分割して受け取る「退職年金」があり、これらを併用できる場合もあります。
平成30(2018)年の「就労条件総合調査結果の概況」によると、勤続年数35年以上の定年退職者で、退職一時金制度と退職年金制度を併用できるケースの場合、平均退職給付額は大卒・大学院卒(管理・事務・技術職)は2,493万円……

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