さらに難しくなった年金の受け取り方 節税よりも「生活できるか」を軸に考える

2022年6月30日公開、日刊ゲンダイの連載「60歳からの究極のお金の使い方」です。

最近、退職金や年金、老後の暮らし方の取材を受けることが多いのですが、やはり「年金のことは分かりにくい」と思っている人は結構多いようです。確かに種類も多いし、受け取れる条件もそれぞれ違います。そして今年に入って改正されていますから、余計に分かりにくいというイメージが強くなっているのかもしれません。

また、退職金や企業年金といった、60歳ごろに受け取りを考えなくてはならないお金についても、「受け取り方」に迷う人が多いもの。税金の負担を最小限にするには、一時金受け取りがよいけれど、大金を手にすると使ってしまうかもしれない。