手取り月約70万円の安泰家計を青ざめさせる「42歳2人め懐妊」と「湾岸タワマン」

2022年5月22日公開、プレジデントオンラインの連載です。今回のご相談者は世帯の取り月収は70万円近くある夫婦共働きです。安泰な家計のはずだが、マンションの返済ローンは月17万円超、また3人家族なのに食費が10万円も。さらに、長男の私立中高一貫校合格のための塾代も10万円近く。それでもまだ余裕があるはずが、夫婦が赤字家計に転落するかもしれないと青ざめた理由は、「2人めの懐妊」でした――。

家計に占めるタワマンのローン返済比率が42%に

「子供が増えるので、お金を貯められるようにならないといけないと思って」

そう言うのは会社員の関根剛志さん(44・仮名)。共働き(正社員)の妻・陽子さん(42・同)と小学3年生の長男との3人暮らし。陽子さんは現在妊娠中で年の離れた第2子の誕生を家族全員で楽しみに待っています。

ただ、出産に伴い、陽子さんの収入が減ります。その影響で恒常的な赤字家計になったり、貯金が減ったりするのではないかと心配しています。