学生の我が子が20歳に 国民年金保険料、お得な納付は

2021年10月21日公開 日経WOMAN SMARTにて公開の連載「子どものお金」より

まずは思い出話から。私は6人の子どもがいますが6年前、長女がまもなく20歳の誕生日を迎えようとしていた頃のことです。大学生の長女に、「年金手帳」と「年金保険料の納付書」が届きました。そこで初めて、我が子も年金保険料を支払わなくてはいけない年齢になったのだな、と子どもの成長を改めて実感させられたものです。

現在は20歳になると、おおむね2週間以内に「国民年金加入のお知らせ」などが届くことになっています。ご存じですか。国民年金保険料は2021年度で月額1万6610円。結構な金額です。我が家の場合、長女に年金手帳などが送られてきたのは折しも、大学の2年目の費用を支払った直後のことでした。

大学生など学生の子どもがいると、ただでさえ、家計には授業料などの費用負担が響きがち。そこに、保険料の納付も必要となると、国民年金は子ども自身に支払いを任せようか、それとも親が肩代わりして払うべきか、