教育費の効率的なため方 貯金+長期投資も活用
2020年8月19日 日経での新連載「子どものお金」です。
お子さんが生まれると、多くのご夫婦は「教育費をどうためようか」と考えはじめます。子ども名義の口座を作り、そこに貯金をしていけばよいのだろうか、それとも学資保険だろうか、投資をした方がよいのだろうかなどです。
教育費は確かにコツコツためていくことが必要ですが、目の前にいる子どもが大人になるまでにどれだけ教育費が必要になるかは、悩んでいる時点ではわからないという側面もあるのです。大学に行くか行かないのか、それすらもわからない場合もあるのですから、ある程度は流動的に、柔軟に考えなくてはいけません。一般的には「大学入学までに300万円ためましょう」というようなお金の専門家の話も聞くでしょうから、「それだけはためなくてはいけない」などと決めつけてしまいがちです。ですが、そうではないのです。