老後資金は夫婦で1600万円…必要額2800万円に届かず不安

7月2日公開 日刊ゲンダイ 60歳からの家計簿 です。

B家は年金生活に入るまでは、Bさんの特別支給の老齢厚生年金と給与収入で生活ができていました。

ところが、65歳になる時に退職し、同い年の妻と年金生活に入ると、たちまち貯蓄に頼るようになってしまいました。

「貯金の減りが早くなって、この先が不安だ」――そう思ったそうですが、仕事から解放され、ストレスのない暮らしに慣れ、なかなか生活習慣を改められません。

 住宅ローンは完済済みですが、2人の年金22万円強だけでは足りず、毎月、貯金から5万円弱を補填しています。あと30年生きるとしたら1800万円の生活費が必要になります。そして、時には旅行をしたり、家具を買い替えたりということもあるでしょう。病気や介護による支出増も・・・