J-WAVE『STEP ONE』に出演しました
「J-WAVE」の朝の大人気番組「STEP ONE」に出演しました(写真はナビゲーターの増井なぎささん、サッシャさんと)。テーマは銀行が進める「デジタル通帳」についてです。詳しい内容はこちら
放送でお知らせしたこと
デジタル通帳は以前から勧められており、2016年から三井住友銀行が「WEB通帳」を初めていましたし、三菱UFJ銀行も「eco通帳」を提供していました。りそな銀行は「りそなTIMO」です。
そのほか、ゆうちょ銀行、その他地銀も「通帳レス」の動きを広めているのですが、今回、三菱UFJ銀行さんが「10万人に1000円キャッシュバック」というキャンペーンをしていることから、その注目度が一層高まりました。
10万人に1000円というと、総額一億円です。このようなキャンペーンをしてまで通帳レス化を進めるのはなぜかというと、銀行の経費削減です。
通帳は課税文章ですので、毎年、1口座につき200円の印紙税がかかります。この費用は、業界全体では700億円、三菱UFJ銀行だけでも70億円かかっています。その削減が大きな狙いだと言えます。1億円かけてでも、数十億円分の負担が減れば、銀行にはメリットがあるのです。
消費者が受けるデジタル通帳にするメリットは、
・スマホで通帳を確認することができる。
・通帳紛失の心配がない
・ATMや銀行で記帳したり通帳の更新をする手間がない(働いている人には難しい時間帯にしかできない場合が多いので)
・ポイント、利率の優遇などを受けられる場合もある
というところかと思います。
逆に不便になるなどのデメリット部分は、
・自分でログインして見に行かないと、記録の確認ができない。
・手書きメモ(この引き出しの記録は「旅行費」など)ができない
できたる通帳に手書き機能が付いているかどうかは、銀行により異なる
・家族が通帳で入金、別の家族がキャッシュカードで出金といった、仕送りなどに使っている場合はそれができなくなる。
などがあります。ただ、デメリットについては色々と回避策も考えられるので、あまり大きな問題ではないかなとも思えます。