固定費45%・変動費35%・貯金20%が黒字家計のカギ!

家計の理想的な割合は、いくつかありますが、今回は家計の中での固定費と変動費の割合、さらに貯金もうまく作っていく割合についてご紹介します。この割合は、弊社・マイエフピーに通われるお客様の中で、黒字家計でかつ貯金ができている人のデータを基に出したもの。参考にしていただければ嬉しいです。

■ 家計を見直す前に、まずは「支出の種類」を知ろう

家計管理の第一歩を踏み出すにはいろいろな方法がありますが、今回取り組んでほしいのは、支出を固定費・変動費・貯金に分けることです。

◎ 固定費とは?

固定費とは、毎月ほぼ一定額で発生する支出のこと。
主に、契約や生活スタイルに基づく支出が含まれます。

<固定費の代表例>

  • 住居費(家賃・住宅ローン)
  • 通信費(スマホ・インターネット)
  • 保険料(生命保険・車の保険など)
  • 教育費・習い事費
  • サブスク代(新聞・サプリ・コンタクトなど)
  • 車のローン・駐車場代
  • 小遣い・ペット費用

これらは「見直しにくい」と思われがちですが、保険の見直しや通信プランの変更などで、大幅な節約が可能です。

◎ 変動費とは?

変動費は、月によって金額が変動しやすい支出です。
日々の行動や習慣が反映されやすく、「使い方のクセ」が出る部分でもあります。

<変動費の代表例>

  • 食費・外食費
  • 水道光熱費(電気・ガス・水道)
  • 交通費・ガソリン代・ETC代
  • 日用品・医療費・被服費・理美容費
  • 交際費・娯楽費・化粧品代・嗜好品(たばこ・お酒など)

変動費は「予算管理」でコントロールしやすいため、習慣化できれば節約効果が高い支出です。


■ データで判明!黒字家計の支出割合とは?

マイエフピーがサポートしてきた1,000世帯のうち黒字家計500件を分析したところ、次のような傾向が分かりました。

◎ 黒字家計の支出割合

  • 固定費:45%以内に収まっていた家計 → 453件(90.6%)
  • 変動費:35%以内に収まっていた家計 → 428件(85.6%)
  • 貯金:10%以上できていた家計 → 332件(66.4%)
  • 黒字家計の平均貯金割合は20%

このことから、理想的な家計の支出バランス=「固定費45%・変動費35%・貯金20%」という「黄金比」が見えてきました。


■ 横山光昭の家計管理法との共通点

家計再生コンサルタント・横山光昭は、支出を3つに分けて管理することを推奨しています。

「見直すなら固定費」「習慣化なら変動費」「守るなら先取り貯金」

これは今回のデータとも一致し、実践的な改善につながる方法です。


■ 理想バランスを実現するコツ

● 固定費を45%以内に抑える

  • 通信費や保険など、「契約を変えるだけ」で下げられる支出から見直すのが効果的。

● 変動費は35%以内をキープ

  • 週予算・封筒分け・アプリ管理など、自分に合った方法で予算を習慣化

● 貯金は20%以上を目標に「先取り」する

  • 収入が入ったら、まず貯金を確保してから生活費を割り振るのが横山式。


■ まとめ|あなたの家計は、黄金比に近づいていますか?

支出項目理想の割合実行ポイント
固定費45%以内通信費・保険・家賃の見直しで節約効果◎
変動費35%以内食費や日用品などは予算化でコントロール
貯金20%以上先取り&自動化で「確実に貯める」仕組みを作る

支出割合の見える化は、黒字家計への第一歩です。
「どこを直せばいいのか」が数字で明確になれば、行動も変わります。

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